・故障した「dyson v7 fluffy」です。普段は「本体」・「パイプ」・「ソフトローラークリーナーヘッド」を接続して使用しています。約３年の間、短時間ながらほぼ毎日使用していました。

・ヘッド部分は「ソフトローラークリーナーヘッド」以外に「ミニモーターヘッド」、「コンビネーションノズル」や「隙間ノズル」と交換して使用できます。

・これが故障した「ソフトローラークリーナーヘッド」です。
ナイロンフェルトで覆われたローラーが回転しながらゴミやほこりを吸い取る方式で、ローラーが回転出来なくなり、ごみを吸引できなくなりました。

・正常ならローラーに内蔵したモーターで、ナイロンフェルトで覆われたローラーが回転を続けますが、今は一瞬、 動いてすぐ止まってしまう状態になっていました。

・上の画像をクリックすると、故障状況が動画で見られます。

・ローラーを手で動かそうとしても、何かに引っ掛かってる様子で回転できません。

・故障原因として本体部分やバッテリーの不良、電気部品の接触不良などの可能性があるので、「ソフトローラークリーナーヘッド」が本当に不良なのか確認するため、「ソフトローラークリーナーヘッド」に変えて 、付属品の「ミニモーターヘッド」を接続すると、正常に回転しましたので、 本体部分などには異常なく、「ソフトローラークリーナーヘッド」のみが不良であることがわかりました。

・「ソフトローラークリーナーヘッド」をとりあえず、分解して故障原因を見つけ修理することとして、修理不能の場合は、新品を購入することにし 通販で調べるとメーカー純製品は約12，000円、汎用品の場合は4,000円程度で販売されていました。

・左に見えるプラスチック製のネジを左に90度回します。プラスチック製なのでサイズの合わないドライバーで行うと 山が崩れるので、硬貨を使用しました。

・ネジの小さな突起を無視して写真の位置まで回転させないと左のカバーは外れません。

・ネジを外せば、カバーは矢印の方向に押すと外れます。始めて外すので要領が分からず多少手間取りました。

・外したカバーを見ると、驚くような大量のゴミ、毛髪、糸クズなどが巻きついていました。約３年間、カバーを外したことが無いのでその間に溜まったようです。

・ナイロンフェルトで覆われたローラーにも、ミシン糸が何重にも巻きついていました。

・ローラー部分やモーターの不具合の可能性も考えられるので、ローラーやモーターの状態を調べるため、ローラーを抜き取りました。ローラーは簡単に外れます。

・抜き取ったローラー内部には異常は見当たりませんでした。

・クリーナーヘッドに内蔵されているモーター自体が正常に回転しているか確認するため、電源をONすると正常に回転しましたので、モーターが正常であることがわかりました。

・ごみ屑を取り除きました。綿ごみだけでは回転ができなくなることは考えずらいので、毛髪やミシン糸が、回転軸に絡まった為と思われました。外すのに手間が掛かりました。

・スイッチを入れると故障以前と同じように正常に回転するようになりましたので修理完了です。

・上の画像をクリックすると、故障が回復して正常に動いている動画が見られます。

・プレモーター―フィルターで上に引きあげれば外れますので、水洗いで洗浄して、乾燥後、元に戻しました。

・ポストモーターフィルター―と呼ばれるもので、左に1cm程度回すと簡単に外れます。見た目では汚れていませんでしたが、ほこりを落とし水洗いを行い乾燥後、元にもどしました。

・メンテの周期は記載されていませんが、ソフトローラークリーナーヘッドのブラシは汚れてきたら定期的に水で洗浄した方が良いようです。 今回のような巻きついた糸くずも、定期的に行なっていれば、発見できたはずでした。

・相当に汚れていたので、暖かい水と洗剤で３年分の汚れを洗い落としました。